まぱぱのブログ

殴り書き

スノウレターへのラブレター

昨日今日とやたらと冷え込む日が続いていますね。

私は寒い日は嫌いです。

寒いと自転車を漕ぐのも辛いし、ゲームセンターに着いたときにかじかんだ手を暖めるために数クレ費やさなければならないので。

 

 

昨日が全国的には寒さのピークだったらしいのですが、私が住んでいる地域では今日もほとんど同じくらいの気温が続き、雪まで降りました。

 

春前の最後の寒波になると嬉しいですね。

 

 

 

時候の挨拶はこのくらいにしておいて、今日も今日とてアイマスの話を。

ちらほらと雪の舞う中、えっさえっさと自転車を漕ぎながら、こんな日に似合うアイマス楽曲ってなんだろうかと考え、いろいろ漁ってみたのがこのブログになります。

 

寒い日をただ寒いだけの日にせずに、なにか楽しめる一日にするために、音楽を聴きましょう。

 

 

 

1.スノウレター / 木下ひなた

最近マイブーム、無性に可愛くて仕方ないひなたのソロ曲。

この曲を紹介したいがためのブログです。

 

作詞は「Union!!」「チュパカブラ」などミリオンライブを代表する楽曲の作詞を手がけられた藤本記子さん。ひなたの1曲目のソロである「あのね、聞いてほしいことがあるんだ」の作詞作曲もこの方のお仕事です。

 

作曲はバンド「とけた電球」のギターボーカルを務められている岩瀬賢明さん。ドラマ、映画ホリミヤの主題歌MVをちょうどupされたので、見てみてください。

スノウレターのような優しくゆったりとしたバンドメロディの曲を多く歌われてる印象です。

youtu.be

 

このふたりが作ってくださったスノウレター、木下ひなたという女の子の心情を、過去の自分に語りかける形で優しいメロディにのせた歌になっています。

歌詞全文持ってきて良い?良いよ。

痛いほどジンとする

指先が覚えてる

夢中で作ってた雪だるまに

思い出す 幼い日のあたし

 

おさがりのマフラーをあげよう

毛玉の数だけ 頑張った証

“平気さ 心配いらない”

向かい合わせで 伝えたいメッセージ

 

あこがれ 好きって気持ちが

はらはら ひらひら 心に積もってく

まっ白に 浮かぶ歌声は

ふわふわ ふわりと 遠い空へと溶けていく

ほら だから笑ってて

粉雪みたいなきらめき 会えるから

 

寂しくないように

もうひとつ 作ってあげる

バケツのシルクハット おそろいでね

おんなじ まなざし 夢見るスノウ・フレンド

 

ゆびきり つないだ約束が

きらきら ぴかぴか 時間を彩ってく

よろこび わけっこすること

ゆるりと ぴたりと まあるい心を育ててく

 

ビー玉の瞳には

どんなあたしが映ってる?

未来への歩幅は きっと変わらずに

りんご色に頬 染めながら

 

あこがれ 好きってだけでは

まだまだ 夢には足りないけど

 

あこがれ 好きって気持ちが

はらはら ひらひら 心に積もってく

まっ白に 響く歌声は

あの日の 自分に そっとおしみなく降り注ぐ

ほら だから笑ってて

粉雪みたいなきらめき 会えるから

 

 

………読みました?

スノウレター聞きながら一文字一文字読みましたか?

では今から私の解釈、並びに妄想のコーナーです。

よっしゃ~!おじさん語っちゃうぞ~!

 

 

 

まず歌詞。

この詞の登場人物は以下の四人です。

  • 木下ひなた(14歳)
  • 木下ひなた(幼)
  • 雪だるま(後からもう一体増える)
  • おばあちゃん(おさがりのマフラーをくれる)

大筋としては現在のひなたが過去の自分に向けた手紙です。

大きく一番、二番~落ちサビ、ラスサビに分けて解釈します。

 

 

歌うことへの『あこがれ』『好きって気持ち』をそのまま持ち続けていれば、『平気さ 心配いらない』よ。

『粉雪みたいなきらめき』に出会うからね。

 

 

過去の自分へと宛てた手紙としてはオーソドックスですが、寒さから雪だるまを作っていた日々を思い出すところや、サビの『はらはら』『ふわふわ』というかわいらしい言葉選びから、ひなたらしさを感じられます。

 

 

その中で出てくるおさがりのマフラー。

おばあちゃんから貰ったものなのかな、と思いました。

もちろん『あげよう』と歌われていることから、現在のひなたから過去のひなたへ、とも読めますが

その後の『毛玉の数だけ頑張った証』『平気さ心配いらない』というフレーズと一緒に、おばあちゃんから送られたのではないでしょうか。

とりあえずおばあちゃんから貰ったものとして読み進めます。

 

 

物を大事に扱うひなたのことですから、そのときのマフラーは何年経っても、遠く離れた東京の冬でも、変わらずにひなたの首元にあって、故郷の祖母との繋がりとなっていることでしょう。

貰った頃よりも毛玉の増えたマフラーは、夢に向かって努力しているひなたの証です。

 

 

ひなたは自己評価が少し低いところがありますが、ふとマフラーを貰ったときのことを思い出し、首元の古いマフラーを見て、自分の努力を少しでも認めてあげて欲しいですね。

 

 

 

二番からCメロ、落ちサビにかけては過去から現在まで、そして未来への描写が見受けられます。

 

雪の中外で遊んでいたところから、現在の都会の冬の日まで。

『つないだ約束』がひなたの『まあるい心を育てて』夢を叶えるまで。

雪だるまのビー玉の瞳が見守っててくれたことでしょう。

 

『未来への歩幅は きっと変わらずに』というフレーズは現在のひなたから見て未来、つまりこれから先へのアイドルとしての道を、今までと変わらないひなたなりのペースで歩いて行くという気持ちのあらわれ。

『りんご色に頬をそめながら』はTHE 木下ひなたって歌詞ですよね。これが似合うアイドルはひなたとあかりんごくらい。

 

落ちサビで『あこがれ』『好き』だけでは『夢には足りない』と歌っていますが、これも決してネガティブな気持ちではなく、足りない分を努力していこうという決意が感じられます。

 

 

そしてラスト。

一番のサビとほぼ同じなのですが、過去のひなたを描写している一番が

まっ白に 浮かぶ歌声は

ふわふわ ふわりと 遠い空へ溶けていく 

である のに対して、現在のひなた目線であるラスサビでは

まっしろに 響く歌声は

あの日の 自分に そっとおしみなく降り注ぐ 

 と歌詞が変わっています。

KSKP(ここ最高に感動ポイント)

 

雪の積もった野外で歌っていた幼いひなたの声は、降ってくる雪と逆に天に吸い込まれていく。

 

それに対して、現在のひなたの歌声は『響いて』います。

響くことから連想されるのはさっきとは逆の閉じた空間。おそらく劇場のことを指しているのではないでしょうか。

立派にアイドルとして立つひなたの歌声は、観客、そして過去の自分へと、『惜しみなく降り注ぐ』

見事に一番のサビと対比になっていますね。

 

 

スノウレター、まさにこの曲にピッタリなタイトルです。

 ありがとうキノコ先生…。

 

 

 

 

 

次は音に関する好きな箇所を少しだけ。

まず開幕の吐息。

寒い中でかじかんだ手を暖めるために指に向かって吐き出す息の音だと思います。

開幕で息を吸う音が入り、ガツーンと0サビが始まるような曲はたまにありますが、スノウレターの場合は(少し長めの吐く息)→優しいイントロと繋がります。

どちらのパターンも曲に引き込まれるつくりですが、ひなたらしいなと感じます。

 

あとはピアノです。

基本的にはドラムの叩く拍に合わせて規則正しいピアノの和音が響いてるんですが、ところどころで細かいメロディを奏でて、オシャレでひなたのはねるような可愛さに似合っているなぁと。

 ありがとうとけた電球の岩瀬さん…

 

最後は歌っている木下ひなた(田村奈央)の声。

超かわいい

高音でひなたの声キープしてんのすごいし、ふわふわとかはらはらとかの擬態語の箇所の可愛らしさ。

あとラスサビ頭の『あこがれ』が凄く好き。でんちゃんありがとう…。

 

 

 

 

 

 

 

 

スノウレターは5thライブ二日目で初披露されたのですが、このときの田村奈央さんのパフォーマンスが凄すぎるので、見る機会があれば三回は見てください。

 

あと、ひなたが立派なアイドルとしての活躍は漫画Blooming Cloverで確認してください。この歌聞いて八巻読んだらあの見開きのページでボロ泣きします。

 

ひなっこは立派なアイドルしてるべさ。

 

 

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以上、スノウレターへのラブレターでした。